CaféL’oscar カフェ・オスカー
ロンドン最新の五つ星ホテル、オスカー・ロンドンが誕生したのはほんの数ヵ月前。ホルボーン駅すぐそばという好立地に立つ1903年建造のアーツ&クラフツ建築を、6年かけて絢爛豪華によみがえらせたのは世界を股にかけて活動するホテル事業家のダンカン・シェイクシャフトさん。今回の物件は、そのコンセプトが異質です。
オスカー・ワイルド的なデカダンスを愛する彼は、この手のインテリアを得意とするフランス人デザイナーを招聘し、「劇場型ホテル」と言っても過言ではない非日常的な世界を作り上げたんですね。随所に鳥や孔雀のモチーフをちりばめ、全体を通してパープル、ブラック、ゴールドといったカラー・スキームで仄暗く耽美的な空間を創り上げているのですが・・・その詳細については児島みゆきさんの素敵なホテル・レポートをご一読ください! ホテル記事はこちら → http://absolute-london.co.uk/travel/hotel/23230
私もみゆきさんの視察にくっついて行ったのでw、帰りに二人でホテル内レストランで軽くランチをしてみた様子をレポートします^^
ホテルのキッチンは星一つを獲得しているAnglerで成功をおさめたトニー・フレミングさんが率いていて、2つのダイニングがあります。一つはThe Baptist。元バプティスト教会という特徴ある構造を美しく利用した高級レストランです。そしてもう一つが1階フロントにある、よりカジュアルなCaféL’oscar。お値段も手頃でロケーションも最高なので、ちょっと落ち着いてお茶をしたり軽くワインとおつまみで楽しんだりするのに重宝しそうな店なのです。
季節で変わっていくメニューはフレンチの要素が色濃く、食事の場合は美味しいバゲットがすぐに出てきます。本当に軽食メニューに特化していて、ステーキや魚料理もありますが、オムレツやサンドイッチで長居しても全く問題ない構成。この日は塩鱈とポテトのピューレにズッキーニのウロコを載せて焼いた一品にホテル・コンセプトを反映したかのような個性が光り 、東欧風のサラダも味のバランスが良くて美味しくいただきました♪
入口右手にあるゴールドのバーが、このホテルのコンセプトをしっかりと体現していると思いました^^ 最近、ナチュラル、シンプル、ラスティック、インダストリアルといったキーワードが主流のインテリアにあって、まさに時代に逆行するかのようなレッド・カーペット風のグラマラスが挑戦的とさえ言えるオスカー・ロンドン。ビビっと来た方は必訪です!