特別な季節だから、とっておきレストランで夢の朝食を

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The Wolseley  ザ・ウォルズリー

リッツ・ホテル隣というセント・ジェームズ・エリアの好立地に佇むヨーロッパ・スタイルの豪華グランド・カフェ。2003年オープンにもかかわらず、もうずっと昔からこの地にあったかのような堂々とした面持ちでご近所の住民から旅行者まで幅広い層を魅了している多目的レストランです。

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掛け値なしのヨーロッパ風グランド・カフェ

このゴージャスな建物の原型は、かつての英自動車メーカーWolseley Motorsが20世紀初頭にデザインしたショールーム。イタリアン・スタイルに東洋風タッチを加えたデザインは当時の羽振りの良さをしのばせますが、業績が悪化してクローズした後、1927年からバークレイ銀行がこの建物の主になります。そのときに1階の両サイドにある小部屋がマネージャーの個室としてデザインされたようですね。

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さて、当店で最も有名なのは、朝食!   7時のオープンと同時にズラリと並ぶ見目麗しい菓子パン類(ヴィエノワズリー)には本当に目移りしてしまうのです ^^   パン類は同じレストラン・グループのどこかのキッチンで焼かれているみたいですが、アフタヌーン・ティーで出されるケーキ類はすべて、このレストランの厨房で毎日フレッシュなものが手作りされています。

粒ぞろいのクロワッサン&カスタード・ドーナッツ☆

粒ぞろいのクロワッサン&カスタード・ドーナッツ☆

コーヒーはクラシックなシルバーのポットに入ってきます

コーヒーはクラシックなシルバーのポットに入ってきます

左はミニ・ペイストリーの盛り合わせ「Mixed basket」

左はミニ・ペイストリーの盛り合わせ「Mixed basket」。ここのパンはほんとに味よしです

そして温かい朝食もお忘れなく♪ フル・イングリッシュ・ブレックファーストはもちろん、大人気エッグ・ベネディクトも丁寧に作られるプロの味。珍しいのは劇作家のアーノルド・ベネットがサヴォイ・ホテル滞在中、当時料理長だったフランス人シェフ、エスコフィエが彼のために考案したというオムレツ。スモークしたタラが入った身体の温まる卵料理です ^^

大人気フル・イングリッシュ・ブレックファスト!

大人気フル・イングリッシュ・ブレックファスト!

左下がアーノルド・ベネットのオムレツ、右はエッグ・ベネディクト

左下がアーノルド・ベネットのオムレツ、右はエッグ・ベネディクト

パンケーキ類やフレンチ・トーストなどの技あり朝食も嬉しいオプション。豪華ホテルに滞在していなくとも同じクオリティの美しい朝食を食べられる店、という感じでしょうか。ウォルズリーと言うと朝食ばかりに目が行きがちですが、もちろんランチやディナーも大人気。盛衰激しいロンドンのレストラン業界にあって、ここほど安定した人気を誇っているレストランはないと思えるほどです。

人気の秘密は・・・雰囲気、味、サービスの三つをきっちり抑えているから。もちろんウォルズリー・マジックはそれだけではないんでしょうけど ^^ ご自身で訪れて体感してみてくださいね。

160 Piccadilly, London W1J 9EB

店名The Wolseley
最寄り駅Green Park
住所160 Piccadilly, London W1J 9EB
電話番号020 7499 6996
営業時間月〜金 7:00 – 00:00 土 8:00 – 00:00 日 8:00 – 23:00
URLhttps://www.thewolseley.com
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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