いろいろな使い方ができる現代版トラットリア

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Bocca di Lupo  ボッカ・ディ・ルポ

マーブル仕様の幅広カウンターが店の奥まで伸びるボッカ・ディ・ルポは、ピカデリー・サーカス駅のすぐ裏手の路地沿いに佇むコンテンポラリーなトラットリア。シンプルなレンガ作りの外観とロゴがスタイリッシュな印象を与える隠れ家イタリアンは2008年秋のオープン。気どらないスタイルと本場の味でイタリア料理好きたちがリピートする人気店に成長しました。

平日ランチから大人気!

平日ランチから大人気!

予約をしていないお客さんでも座れるカウンター席は、週の後半ともなれば開店と同時にすぐ満席に。とてもゆったりとした造りなので落ちついてワインと食事を楽しむことができ、また横並びに座っているファッショナブルなSOHO人のウォッチングも満喫することができます ^^

ソーセージもパスタも自家製☆

左上はフォアグラ入りの自家製ソーセージ。パスタも自家製。
サラダ類、イカスミ・リゾットも、ちょい濃いめ味付けです

料理は一地方のものだけを扱いがちなイタリア・レストランの慣例に沿わず、全国津々浦々20にも及ぶイタリア各地方の味を取り揃え、伝統の味に現代風のひねりをほんの少し加えたスタイルが当店流。キッチンの指揮をとるのはシェフとしては珍しくケンブリッジ大学出のアカデミックなバックグラウンドを持つジェイコブ・ケネディさん。食への興味を書物で満たすだけでは飽き足らず、 クラーケンウェルのMoroやサンフランシスコの名店での修業を経て、ついに当店をオープン。その哲学は自家製のパン、パスタ、ソーセージ、サラミ、ピクルス、そして評判のジェラートなどにも現れています。

こちらレストラン・スペース。突き出しのオリーブもパンも美味しい♪

こちらレストラン・スペース。突き出しのオリーブもパンも美味しい♪

イカとトマトのスパゲッティは基本形(右)。これはアサリをプラスしてもらったもの。左上はカボチャのロースト、セージ風味。旨い!

イカとトマトのスパゲッティは基本形(右)。これはアサリをプラスしてもらったもの。
左上はカボチャのロースト、セージ風味。旨い!

メニュー選びのときに嬉しいのは、お皿によってはスモールまたはラージのサイズを揃えていること。居酒屋のようにいろいろな味を試したいという場合は、小皿をシェアするとパスタまでタパス感覚で楽しめてしまいます。もちろん伝統にのっとってアンティパスト、プリモ、セコンド、ドルチェとフル・コースをがつんと堪能することも可能。

「グッド・ラック」を意味するイタリアの慣用句を店名としたボッカ・ディ・ルポ。これからも伝統の味を抑えつつも、新しい感覚を取り入れた料理で魅了してくれそうです☆ 今年8月には同じチームによる新店舗が中心部に堂々オープン! そちらも近々レポートしたいと思います♪

12 Archer Street, London W1D 7BB

店名Bocca di Lupo
最寄り駅Piccadilly Circus / Leicester Square
住所12 Archer Street, London W1D 7BB
電話番号020 7734 2223
営業時間月〜土 12:15 - 15:00 / 17:15 - 23:00 日 12:15 - 15:15 / 17:00 - 21:30
URLhttp://boccadilupo.com/
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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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